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 シラベの森遠景.jpg

白檜 シラベ

シラベはマツ科モミ属の常緑針葉樹で、日本の固有種です。モミの仲間は、琉球諸島を除く日本全国に分布しており、樹形が綺麗な円錐形となることから、天と地を結ぶ神聖な樹とされてきました。その中でもシラベは、富士山の山麓など海抜1,500mから2,500mほどの高地で育ちます。
ヨーロッパでは、モミの仲間は不滅の生命・再生・豊穣の象徴とされ、クリスマスツリーとして親しまれています。また民間療法としては、呼吸器系の不調の改善やリラックスのために活用され、療養のためのサナトリウムは、モミの仲間の森につくられてきたという歴史があります。最近では成分の一つフェランドレンの消臭効果が期待され、消臭剤の原料にもなっています。枝葉の香りは、鎮静作用の大きいエステル類の酢酸ボルニルが豊富で、爽やかさの中に優しく深い甘みが感じられます。


学名: Abies veitchii
科・属名:マツ科モミ属
用部:枝葉、樹脂
精油成分(枝葉):酢酸ボルニル、カンフェン、α-ピネン、β-フェランドレン、リモネン、ミルセンなど作用:賦活、緩和、鎮静、血行促進、抗炎症,抗菌,浄化,消臭

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