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丹波山村-ヒノキの森.jpg

檜 ヒノキ

檜はヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹で、日本と台湾にのみ分布する樹木で、日本では本州中部以南から九州まで分布しています。
ヒノキの木材は硬く緻密であり、抗菌性、耐久性に優れていることから、高級建材や家具などとして活用されてきました。『古事記』にもヒノキを建材として用いることが記されていて、
飛鳥時代に建立された奈良の法隆寺を初め、寺院や神社の建築でも使われてきました。また枝葉は抗菌作用が期待され、生鮮食品を上に置き、品質保持のために使われます。
現在では、カビやMRSA(メシチリン耐性黄色ブドウ球菌)を含む菌類に対する抗微生物作用が報告されており、成分のひとつカジノールは虫歯の原因の一つストレプトコッカスの生育を阻害することが知られています。また葉の抽出物での抗炎症作用も研究されています。枝葉からはすっきりした爽やかさとともにやわらかさを感じる香りが抽出されます。


学名: Chamaecyparis obtusa
科・属名:ヒノキ科ヒノキ属
用部:枝葉、木部
精油成分(枝葉):サビネン、α-テルピネオール、リモネン、ミルセン、酢酸ボルニル、トランスβ-オシメン、カジネン,α-ピネン、エレモール、カジノールなど
作用:強壮賦活、緩和、鎮静、抗炎症、抗菌、浄化

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